キャンプツーリングや泊まりのツーリングに行くようになると、悩むのが荷物の積載です。「たくさん入って、普段のツーリングにも使えるバッグが欲しい」。そんな人に紹介したいのが、デイトナのヘンリービギンズ(HenlyBegins)DH-724です。
僕が購入したのは2022年。約4年間、ZX-14R、KLX230シェルパ、スーパーカブ90、BMW R1200GSと、タイプの違う4台のバイクで使ってきました。
最初はキャンプ用ではなく、ZX-14Rでの日帰りや泊まりのツーリング用。それがキャンプを始めてから、ますます出番の多いバッグになりました。この記事では、実際に使って感じた容量の便利さ、耐久性、車種による取り付けやすさの違いを紹介します。
結論:日帰りからキャンプまで、一つで使える大容量バッグ
DH-724を使っていて一番感じるのは、「大は小を兼ねる」ということです。
53〜70LのLLサイズなので、見た目もそれなりに大きいバッグです。ただ、僕の場合はキャンプだけでなく、日帰り、一泊、連泊にも使っています。荷物をぎりぎりまで詰め込まずに済み、途中で買った物や脱いだ防寒着を入れる余裕があるのが便利です。
横から中の荷物を取り出せること、荷物が少なくても形が崩れにくいことも気に入っています。取り付ける場所さえ合えば、「とりあえずこれを付けておけば何とかなる」と思えるバッグです。
約4年使って大きな不満はありませんが、小さなリアキャリアでは、バッグを支える面積と固定方法をよく考える必要があります。
DH-724の基本仕様|容量は53〜70L
DH-724は、容量を53Lから70Lへ拡張できるシートバッグです。購入を検討するときに確認しておきたい仕様をまとめました。
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| ブランド | デイトナ HenlyBegins(ヘンリービギンズ) |
| 型番/商品番号 | DH-724/97980 |
| サイズ・カラー | LL・ブラック |
| 容量 | 53〜70L |
| 本体寸法 | 高さ300 × 幅525〜685 × 奥行320mm(サイドポケットを除く) |
| 本体重量 | 3.8kg(付属品込み) |
| 最大積載重量 | 14kg |
| 付属品 | 固定ベルト、ショルダーベルト、長物ベルト、レインカバー |
仕様出典:デイトナ公式・DH-724商品情報(2026年9月確認)。使用感は、僕が2022年に購入したバッグでの経験です。
通常時でも幅は約52.5cmあります。容量だけで選ぶのではなく、取り付けるシートやキャリアの寸法と見比べておくと、載せたときの大きさをイメージしやすいと思います。

ZX-14Rでは日帰りから連泊まで使用
購入当初、主に取り付けていたのはZX-14Rでした。車体が大柄なので、LLサイズのDH-724を載せてもバッグだけが極端に大きく見える感じはなく、個人的にはサイズのバランスも気に入っていました。

日帰りなら余裕を持って荷物を入れられますし、泊まりのツーリングでも容量を気にする場面はほとんどありませんでした。
「日帰りにそこまで大きなバッグが必要?」と思うかもしれません。ただ、僕は荷物に合わせてバッグを小さくするより、空きスペースがある方が使いやすいと感じています。帰りに荷物が増えても入れられる。その気楽さは、大容量ならではです。
キャンプを始めてから、大容量のありがたさを実感
DH-724を買ったときは、キャンプ用として選んだわけではありません。ところがキャンプツーリングをするようになってから、「このサイズを買っておいて良かった」と感じるようになりました。
キャンプでは、テントや着替え、調理道具など、宿に泊まるときより荷物が増えます。そんなときに容量を最大70Lまで広げられるのは助かります。
バッグ上部にも荷物を固定でき、僕は荷物用ネットも組み合わせています。中に収納する物と、上に固定する物を分けられるので、キャンプのパッキングにも使いやすいです。
もちろん、必要な道具がすべてバッグ一つに収まるかは装備次第。僕はカブではサイドバッグも併用しています。それでも、積載の中心になる大きなバッグが一つあると、荷物をまとめやすく感じます。
横から取り出せる・形が崩れにくいのが便利
上に荷物を載せたまま、横から中へアクセスできる
使っていて便利なのが、バッグの横から内部へアクセスできることです。キャンプでは上に荷物を載せることがあるので、取り出すたびに全部外すのは面倒です。
DH-724なら横の開口部を使えるため、ちょっとした物を取り出したいときに助かります。大きなバッグは容量ばかりに目が行きがちですが、積んだ後に取り出しやすいことも、使い勝手に直結します。
荷物が少ない日でも形を保ってくれる
もう一つ気に入っているのが、荷物を満載していなくても、バッグが潰れてぐにゃぐにゃになりにくいこと。
メーカーによると、側面のメタルフレームと前後・底面の補強パネルで形を支える構造です。実際、日帰りで中身が少ないときも形が保たれ、扱いやすいと感じています。こうした構造も、僕が大容量バッグを普段から使えている理由です。
雨の日はレインカバーを使用|R1200GSでも活躍
DH-724にはレインカバーが付属しています。僕自身、BMW R1200GSで雨の中を走ったときにも、カバーを装着して使いました。そのときは特に困ることなく使えています。

泊まりのツーリングでは天候を完全には選べないので、雨に備えられるのはありがたいところです。ただし、ここでの感想は僕が使った範囲のもの。どんな雨でも中身が濡れないと保証するものではないため、濡らしたくない物は内袋でも保護しておくと安心です。
約4年間使って、ファスナーなどの大きな故障はなし
2022年から約4年間、いろいろなバイクに付け替えながら使ってきましたが、今のところファスナーは壊れていません。ほつれで使えなくなったこともなく、現在も普通に使えています。
キャンプでは荷物の出し入れが多くなりますし、毎回特別に丁寧に扱ってきたわけでもありません。それでも使い続けられているので、僕の使い方では耐久性にも満足しています。
買ってすぐの便利さだけでなく、数年たっても使い続けたいと思えるのは、道具としてうれしいところです。
注意点:KLX230シェルパの小さなキャリアでは工夫が必要
大きな不満はほとんどありませんが、取り付けるバイクによって使いやすさは変わります。
KLX230シェルパの純正リアキャリアに載せたときは、キャリアの面積に対してDH-724がかなり大きく、外側へはみ出しました。実際に使ってはいますが、ZX-14Rや広いキャリアのある車両と比べると、支える位置や固定位置を考えながらセッティングする必要があります。
確認したいのは、シートやキャリアの面積だけでなく、耐荷重とベルトを固定できる場所です。バッグ側の最大積載重量が14kgでも、その重さをどの車両にも積めるという意味ではありません。バッグ自体の重さも含め、車両・キャリア側の指定に合わせて使う必要があります。
小さなキャリアで使うつもりなら、「70L入るから」という理由だけで決めず、自分の車両で無理なく支えて固定できるかを先に確認した方がいいと思います。
スーパーカブ90ではサイドバッグと組み合わせて使用
反対に、スーパーカブ90の大きなリアキャリアでは、バッグを支える面積を確保しやすく、僕は使いやすく感じています。
さらに、ヘンリービギンズのサイドバッグも併用。中央にDH-724、左右にサイドバッグという組み合わせで、個人的には「ヘンリービギンズ三種の神器」と呼びたくなる積載仕様です。

キャンプ道具をまとめて積めるので、カブでキャンプへ行くときに重宝しています。写真のように上部にも荷物を固定でき、シートバッグだけでは足りない分を補えるのも便利です。
もちろん、載せやすさと積める重量は別の話。カブでもキャリアの指定を守ったうえで使うことが前提ですが、支える面積が広いことによる扱いやすさは感じています。
DH-724が向いている人・小さいバッグを検討したい人
約4年使ってきた経験から、DH-724はこんな人に合うと思います。
- 日帰りから泊まり、キャンプまで一つのバッグで対応したい人
- 荷物をぎりぎりに詰め込まず、容量に余裕を持たせたい人
- 上に荷物を載せても、横から中身を取り出したい人
- 大きなバッグを支え、確実に固定できるシートやキャリアがある人
反対に、毎回の荷物がごく少ない人や、タンデムシート・キャリアが小さい車両では、小さめのバッグの方が使いやすい場合もあると思います。
僕にとっては便利な「大は小を兼ねる」バッグですが、すべてのバイクで同じように扱えるわけではありません。容量と取り付け場所の相性、その両方で選ぶのが大切です。
まとめ:4年使っても、今のところ買い替える理由がない
ZX-14Rでの普通のツーリングから使い始め、KLX230シェルパ、スーパーカブ90、BMW R1200GSへ。気付けば4台のバイクで使ってきたDH-724です。
日帰りでも、泊まりでも、キャンプでも使えます。横から荷物を出せて、荷物が少なくても形が崩れにくく、約4年たった今も大きな故障はありません。
小さなキャリアでは取り付けに工夫が必要ですが、その大きさを理解して選ぶなら、「キャンプにも泊まりにも使える大容量シートバッグが一つ欲しい」という人には、検討する価値のあるバッグだと思います。
僕自身、キャンプを始めてから、購入当初よりもありがたさを感じるようになりました。今のところ、買い替える理由が見つからないバッグです。


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