結論
先に結論から書きます。
ヤフオクやジモティーなどの個人売買・現状販売のバイクは、「自分で治せる・直したい」と思える人以外は手を出さないほうがいいです。
稀にそのまま国道を走行できるような当たりの車両もあるとは思いますが、正直ギャンブルすぎますし、保証もありません。多少高くついても、バイクショップで購入したほうが安パイです。
今回はそれを身をもって体験した、私のスーパーカブ90購入記録です。
購入したバイク
自分でバイクをいじってみたいと思っていた私は、手ごろな原付としてスーパーカブ90をジモティーで購入することにしました。

- 車両:1995年製 スーパーカブカスタム90
- 走行距離:8,000km弱
- 価格:10万円
出品者の説明文はこんな感じでした。
低走行!エンジン始動良好、キック一発で始動します!! タイヤ溝あり、前後7分山くらい バッテリー新品!電装系問題なし 外装錆びあり、タンク内錆びなし 走る、曲がる、止まるなどの基本的動作は問題ありません 私有地で走行を確認しております!
現車確認でチェックしたこと
現車確認では、以下の点を確認しました。
- エンジンはキック一発で始動
- ウィンカー・ヘッドライトなどの電装系は問題なし
- 外装は錆びはあるものの朽ち果てている箇所はなし
- タンク内も確認できる範囲では錆びなし
- ブレーキ残量は前後とも十分
ただし気になった点もありました。タイヤは溝こそまだ残っているものの、製造から20年以上経過していて、前後ともゴムがカチカチに硬化していました。
その場で出品者から改めて「現状販売であること」「不具合が出ても修理・返品はできないこと」を伝えられましたが、私自身も修理・カスタムを前提とした購入だったため、そのまま交渉成立。無事ジモティーでの購入となりました。
購入後、まず手を入れた箇所
購入後すぐに手を付けたのは以下の3点です。
- タイヤ交換
- スプロケット(前後)交換
- チェーン交換
チェーンカバーを開けると、錆びで全体が茶色になったチェーンとスプロケットが姿を現しました。ここは迷わず全部新品部品に交換です。
タイヤも交換し、ナンバーを取得。いよいよ近所を試走してみました。
「めっちゃいい買い物やん!」と思った矢先に
試走の結果は上々でした。
- 走る、曲がる、止まる:問題なし
- 1速・2速・3速・N:すべて問題なくシフトチェンジできる
「めっちゃいい買い物やん!」と思っていたのですが、そう甘くはありませんでした。
しばらく走っていると、次のような怪しい症状が出始めました。
- 3速で停止すると、突然エンストする(エンジンが温まってくると症状が出なくなる)
- 再始動はできるが、アイドリングが弱々しい
- 1速で止まるとエンストしない、2速だとエンストしそうになる
- アクセルを7割以上開けても加速しない
- 50km/h以上のスピードが出ない
- エンジンが温まってくると、異様に高いアイドリングになる(素人目にも2,000回転はありそうな振動と音)
冷静に振り返ると、キック一発で始動できていたのは、実はこの「高めに設定されたアイドリング」のおかげだったのかもしれない、と思うようになりました。
個人売買はこういうことが多い
個人売買では、こういった「見た目やちょっとした試走ではわからない不具合」が後から出てくることが多いと聞きます。バイクショップと比べて車体価格も乗り出し費用も安く済む分、そのリスクは自分で引き受けることになります。
だからこそ、「自分で治せる・直したいと思える人」でないと、痛い目を見ることになるというのが今回の実感です。
まとめ
このカブは、それから半年かけてコツコツ整備し、今ではまともに乗れるようになって楽しく乗っています。
不具合と向き合いながら直していく過程も含めて、個人売買のバイクとの付き合い方だったのかなと思います。
スーパーカブ90のレストア(素人目線)の記事も、よければあわせてご覧ください。


