レッドバロンのタイヤ交換工賃はいくら?ZX-14RとBMW R1200GSの明細を比較

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2014年式のBMW R1200GS(水冷モデル)の前後タイヤを、レッドバロンで交換しました。選んだのはメッツラーの「TOURANCE NEXT 2(ツアランス ネクスト2)」です。

明細に載っているタイヤ代と交換関連の技術料を合計すると、税込77,682円。7万円台後半という金額は、正直なところ高いと感じました。

ただ、合計だけではタイヤ本体にいくらかかり、作業にいくらかかったのかが分かりません。今回は作業明細をもとに費用の内訳を整理し、以前乗っていたZX-14Rの交換費用や、同じ仕様のタイヤの通販価格と比べてみます。

車種・交換年交換関連工賃(税込換算)
ZX-14R/2022年12,870円
R1200GS/2026年18,953円

この記事の金額は私の交換実例です。税込額は税別金額に消費税10%を加えて計算しています。77,682円は、確認できた明細のタイヤ代と交換関連技術料を合算した金額です。

今回R1200GSに装着した、メッツラー TOURANCE NEXT 2。

R1200GSにはTOURANCE NEXT 2を選んだ

今回、候補にしていたのはTOURANCE NEXT 2、ミシュランのANAKEE ROAD、それからブリヂストンのBATTLAX ADVENTURE A41(バトラックス アドベンチャー A41)でした。

レッドバロンで見積もりを取ると、この中ではTOURANCE NEXT 2が一番高価でした。ただ、ANAKEE ROADとの差は前後で約3,000円程度。

それなら、一番履かせたいタイヤを選ぼうと思いました。バイクのタイヤは妥協したくない部分ですし、気に入って乗っているバイクには、自分が履きたいと思ったものを履かせたい。今回はその気持ちで決めました。

メーカー公式では、TOURANCE NEXT 2はオンロード指向のタイヤとして紹介されています。製品の詳しい特徴はメッツラー公式ページに掲載されていますが、ここでは私自身の走行評価とは分けておきます。交換したばかりなので、グリップや雨天性能、乗り心地、耐久性の評価はこれからです。

装着したサイズは前後ともB仕様

位置明細のサイズ・仕様照合した品番
フロント120/70R19 60V(B)3961600
リア170/60R17 72V(B)3961700

手元の作業明細には前後とも「B」の表記があります。対応する品番は、メーカーの個別製品ページ(フロント/リア)と販売店の商品情報を照合しました。明細そのものに品番が印字されているわけではありません。

B仕様については、メッツラー名義の2023年11月20日付プレスリリース(Lulop掲載)で、R1300GS向けに設計されたTOURANCE NEXT 2の仕様として説明されています。これは今回のタイヤを識別するための補足で、すべてのBMWにB仕様が必要という意味ではありません。

同じTOURANCE NEXT 2でも、サイズだけを見て価格を比べると仕様違いが混ざります。この記事では、前後ともB仕様・上記品番にそろえて比較します。

交換後のリアタイヤ。走行性能や耐久性は、これから使って確かめていきます。

R1200GSのタイヤ本体代は前後で税込58,729円

まずは工賃を含まない、タイヤそのものの価格です。

タイヤ税別税込換算
フロント23,270円25,597円
リア30,120円33,132円
前後合計53,390円58,729円

交換前は「店舗で買うタイヤだから、ネット通販よりかなり高いのでは」と思っていました。そこで、今回購入したものと同じB仕様を調べてみました。

同じB仕様をWebike・楽天・Yahoo!・Amazonで調査

調査日:2026年9月26日。以下は記事作成時点の参考価格です。通販は価格・送料・在庫が変わります。表はポイントやクーポンを差し引かないタイヤ本体の税込表示価格で、交換工賃は含みません。最安値を網羅した比較ではありません。

購入先フロントリア前後合計
レッドバロン/今回の実例25,597円33,132円58,729円
Webike28,928円37,458円66,386円
楽天市場/27,937円36,174円64,111円
Yahoo!ショッピング/27,937円36,174円64,111円
Amazon.co.jp同一仕様を確認できず価格・販売条件を確認できず比較対象外

Webikeは商品ページでB表記・品番・税込価格を確認しました。楽天は同じショップの前後商品ページで仕様と品番を照合し、価格は楽天市場の検索一覧に表示された金額を使用しています。いずれも取得できた表示では送料無料ですが、配送先などの条件は注文時の確認が必要です。

Yahoo!ショッピングでもB仕様・同じ品番の商品掲載は見つかりました。Amazonはリアの品番3961700の商品掲載が見つかったものの、B表記・価格・販売条件の確認がそろわず、フロントも同一仕様を確認できませんでした。未確認は「販売されていない」という意味ではありません。

比較先:Webike(前輪/後輪)、楽天市場(前輪/後輪、価格表示の確認先:前輪一覧/後輪一覧)、Yahoo!ショッピング(前輪/後輪)、Amazonのリア掲載ページ。

今回の購入価格は、確認できた通販価格より安かった

タイヤ本体の前後合計で見ると、今回レッドバロンで購入した58,729円は、Webikeより7,657円、楽天の上記ショップより5,382円安い計算でした。

少なくとも今回確認できた同じB仕様との比較では、「店舗で買ったからタイヤそのものが極端に高かった」という結果ではありませんでした。ここは、明細を見直してよかったと思ったところです。

もちろん、これでレッドバロンが通販より必ず安いとは言えません。ショップや購入時期、ポイント還元などで差は変わりますし、通販で買ったタイヤを交換するなら別途作業費もかかります。ここで比べているのは、あくまでタイヤ本体の価格です。

R1200GSのタイヤ交換工賃は税別17,230円

次に、R1200GSの作業明細の「技術料」を見ていきます。前後タイヤの交換だけでなく、窒素ガスの再充填、ホイールバランス、ABSセンサーギャップ測定、サイレンサー脱着が記載されていました。

作業項目技術料(税別)
フロントタイヤ交換5,740円
フロント窒素ガス(N2)再充填280円
フロントホイールバランス970円
フロントABSセンサーギャップ測定380円
リアタイヤ交換5,630円
リア窒素ガス(N2)再充填280円
リアホイールバランス970円
リアABSセンサーギャップ測定380円
作業に付帯するサイレンサー脱着1か所2,600円
合計17,230円
税込換算18,953円

前後の「タイヤ交換」という項目だけなら11,370円(税別)ですが、付随する作業も含めると17,230円(税別)、税込換算で18,953円です。「交換工賃」を比べるときには、どこまで含めた金額なのかも見ておきたいところです。

ZX-14Rの交換工賃は税別11,700円だった

比較に使うのは、以前所有していたKawasaki ZX-14Rの2022年の作業明細です。このときのタイヤはダンロップのQUALIFIER II(クオリファイヤー2)。サイズは明細表記でフロント120/70-17、リア190/50-17でした。

技術料の合計は11,700円(税別)、税込換算12,870円。前後のタイヤ交換、窒素ガス再充填、ホイールバランスに加え、チューブレスバルブの交換工賃も含まれています。

ただし、バルブそのものの部品代は前後各280円、合計560円(税別)で別枠です。技術料11,700円には含まれません。バルブの「部品代」と「交換工賃」を一緒にしないようにしました。

ZX-14RとR1200GSのタイヤ交換工賃を明細で比較

下の表は、すべて技術料の比較です。各作業の金額は税別で、最後に税込換算も載せています。

作業項目ZX-14R
2022年
R1200GS
2026年
フロントタイヤ交換3,900円5,740円
リアタイヤ交換5,500円5,630円
フロント窒素ガス再充填250円280円
リア窒素ガス再充填250円280円
フロントホイールバランス650円970円
リアホイールバランス650円970円
フロントチューブレスバルブ交換250円―
リアチューブレスバルブ交換250円―
フロントABSセンサーギャップ測定―380円
リアABSセンサーギャップ測定―380円
サイレンサー脱着1か所―2,600円
技術料合計(税別)11,700円17,230円
技術料合計(税込換算)12,870円18,953円

「―」は確認した明細に独立した項目がないことを示します。作業の未実施や、無料で行われたことを意味するものではありません。ZX-14Rのバルブ部品代560円(税別)は表に含めていません。

技術料の差5,530円は、どこから生まれたのか

今回の2枚を比べると、R1200GSの技術料はZX-14Rより税別5,530円、税込換算6,083円高く、約1.47倍でした。差額を項目ごとに分けると、次のようになります。

比較した項目R1200GS側の差額(税別)
フロントタイヤ交換+1,840円
リアタイヤ交換+130円
窒素ガス再充填・前後合計+60円
ホイールバランス・前後合計+640円
ABSセンサーギャップ測定・前後合計+760円
サイレンサー脱着+2,600円
ZX-14R側にあるバルブ交換工賃・前後合計-500円
差額合計+5,530円

フロント交換は1,840円の差がある一方、リア交換の差は130円でした。どの作業も同じ割合で高くなっているわけではありません。共通する作業の料金差に加えて、R1200GSの明細にはABSセンサーギャップ測定とサイレンサー脱着が載っています。

2022年と2026年では、料金改定も挟んでいる

この比較で気をつけたいのが、交換した年の違いです。ZX-14Rは2022年、R1200GSは2026年。車種だけでなく、4年間の時期の差もあります。

実際にレッドバロンは、2025年11月1日からの整備技術料金改定を公式に案内しています。案内では、新料金の詳細は店舗への問い合わせとされています。

そのため、この5,530円をすべて「BMWだから上乗せされた工賃」と考えることはできません。料金改定、車種ごとの構造、明細に載っている作業の違いがあり、それぞれが金額にどれだけ影響したかは、今回の2枚だけでは切り分けられません。

言えるのは、私が実際に交換した2台の明細では、今回のR1200GSの交換関連技術料が約1.47倍だったということです。国産車と輸入車全般の料金比率としては扱えません。

今回のR1200GSは、明細から計算した合計で税込77,682円

費用税別税込換算
タイヤ本体・前後53,390円58,729円
交換関連技術料17,230円18,953円
合計70,620円77,682円

税別合計70,620円に消費税7,062円を加えて、税込77,682円。これが、今回紹介した明細項目から計算した金額です。

やはり7万円台後半は、気軽に出せる金額ではありません。ただ、タイヤはバイクで妥協したくない部分です。ANAKEE ROADとの見積もり差が約3,000円だったこともあり、今回は履きたかったTOURANCE NEXT 2を選びました。

明細を見直してみると、タイヤ本体は確認できた同じB仕様の通販価格と比べて高くなく、工賃にはバランス調整やサイレンサー脱着なども含まれていました。合計額だけを見るより、何にいくらかかったのかが分かると納得しやすいです。

TOURANCE NEXT 2の走行レビューは、今後R1200GSで実際に走ってから別の記事にまとめる予定です。今回は費用の記録として、これからレッドバロンで大型バイクの前後タイヤ交換を考えている方の、一つの実例になればと思います。

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