僕が普通二輪免許を取って、初めて購入したバイクがカワサキのNinja 400でした。2020年モデルを新車で買い、約2年間、1万1,000〜1万2,000kmほど走りました。
雨の日も風の日も、本当によく乗りました。今ではほかにもいろいろなバイクに乗ってきましたが、振り返っても「初めてのバイクがNinja 400で良かった」と思っています。
一番の理由は、軽くて扱いやすいのに、走る楽しさをしっかり味わえたこと。街乗りから高速道路、ツーリングまで、一台で幅広く付き合ってくれました。
この記事では、2年間乗って感じた良いところと気になったところ、購入資料で確認した費用、約50万円で売却した経験をまとめます。「Ninja 250と400で迷っている」という人にも、僕なりの選び方が参考になればうれしいです。
※走行感覚・燃費・費用は僕の所有車での経験です。48PS・167kgなどの仕様は、この記事で扱う2020年モデルの数値です。
| 項目 | 2020年モデル/僕の所有実績 |
|---|---|
| エンジン | 398cc・水冷並列2気筒 |
| 最高出力 | 48PS/10,000rpm |
| 車両重量・シート高 | 167kg・785mm |
| 所有期間・走行距離 | 約2年・約1万1,000〜1万2,000km |
| 実燃費の目安 | 約27km/L(僕の使用条件) |
仕様の参照:2020年モデルの主要諸元掲載記事(カワサキイチバン)

- 初めてのバイクにNinja 400を選んだきっかけ
- Ninja 400の良いところ|軽い車体と400ccの余裕がちょうどいい
- 足つき・ポジション|スポーツらしい見た目でも乗りやすい
- 燃費とツーリング|街中も高速も含めて約27km/L
- Ninja 400で気になったところ|車格・積載性・エンジン音
- 購入費用を公開|車両72万6,000円、諸費用込み85万2,030円
- 約2年・約1.2万km乗って、約50万円で売却できた
- 2年間の維持費|大きな故障はなく、主な整備はオイル交換
- 250ccと400cc、車検や維持費をどう考えるか
- Ninja 250とNinja 400で迷うなら、僕は400を選ぶ
- 2026年の補足|Ninja 500もあるが、普通二輪なら400が候補
- まとめ|初めてのバイクがNinja 400で本当に良かった
初めてのバイクにNinja 400を選んだきっかけ
漫画『ジャジャ』を読んで、大型バイクに憧れた
バイクに乗りたいと思ったきっかけは、漫画の『ジャジャ』でした。作中のZZR1100を見て、「こんなバイクに乗ってみたい」と思ったのが始まりです。
本当は大型バイクに憧れていたんですが、いきなり大型へ行くよりも、まずは普通二輪で乗れるバイクで慣れた方がいいだろうと考えました。そこで最初の一台に選んだのがNinja 400です。
もっとも、普通二輪免許を取ってから3か月くらいで、大型二輪免許も取りに行ったんですけどね。それでもすぐに乗り換えず、Ninja 400にはそのまま乗り続けました。
今考えても、最初に400ccで、公道を走ることやバイクそのものに慣れたのは良かったと思っています。
レッドバロンで2020年モデルを新車購入
購入したのはレッドバロン。初めてのバイクで分からないことも多かったのですが、当時の店員さんにはかなり親身になって相談に乗ってもらいました。オプションにはETCと電源も付けています。

契約したあとには、250cc・4気筒のZX-25Rの話題が気になって、「そっちの方が良かったかな……」と少し心が揺れたこともありました。
店員さんからも「取り扱うよ」という話を聞きましたが、新しいモデルで分からない部分もあり、手に入りやすいかも気になるところ。最終的には予定どおりNinja 400にしました。実際に2年間乗った今、僕はそれで良かったと思っています。
Ninja 400の良いところ|軽い車体と400ccの余裕がちょうどいい
250ccクラスの車体だから、取り回しがしやすい
Ninja 400の魅力をひと言で表すなら、「250ccクラスの車体に、400ccのエンジンが載っていること」です。
2018年のモデルチェンジでは、Ninja 250と基本構造を共通化した軽量な車体が採用されました。川崎重工の発表でも、250ccクラスの軽量な車体と高いスポーツ性能の両立が紹介されています。川崎重工の新型発表
僕の2020年モデルは車両重量167kg。教習車でバイクの重さを感じていたこともあって、この軽さはありがたかったです。押し引きがしやすく、走り出せばヒラヒラ曲がる。重さを怖がるより、走ることに慣れていける感覚でした。
初めての一台は、毎回乗る前から身構えるより、「ちょっと乗ってこよう」と思える扱いやすさが大事だと思います。その点で、Ninja 400はかなりちょうどいいバイクでした。
48PSの加速に「バイクってこんなに速いのか」と痺れた
軽いだけではありません。398ccの水冷並列2気筒エンジンは、最高出力48PS。免許を取ったばかりの僕には十分すぎるほど力強く感じました。
初めて加速をしっかり味わったときの、「バイクってこんなに速いのか」という感覚は、今でも覚えています。
普段は扱いやすく、回転を上げれば元気に走る。もちろんアクセル操作に慎重さは必要ですが、僕にとっては、慣れていく楽しさと走る楽しさの両方があるエンジンでした。
街乗りでも扱いやすかった並列2気筒
僕が特に良かったと思うのは、普段使う回転域での扱いやすさです。発進や街中での加速も、それほど神経質にならずに乗れました。それでいて、回転を上げた先にも楽しさがある。
「2気筒なら何でも低回転が強い」という話ではなく、Ninja 400のエンジンが、初めての僕にも付き合いやすかったということです。街中、郊外、高速道路と走る場所が変わっても、大きな不満はありませんでした。
足つき・ポジション|スポーツらしい見た目でも乗りやすい
シート高は785mm。僕自身は、足つきで困った記憶はほとんどありません。車体が軽く、停車時に支えやすいと感じていたのも大きかったと思います。
ただし足つきは、身長や股下、シートの幅でも変わります。数字だけで決めず、実際にまたがって「自分で車体を支えられるか」を確認すると、よりイメージしやすいでしょう。
見た目はフルカウルのスポーツバイクで、ハンドルもセパレートタイプ。でも、僕の感覚では、本格的なスーパースポーツほど前傾がきつくありませんでした。
「スーパースポーツというより、スポーツツアラーに近い」。これが、実際に乗っていたときの印象です。格好いい見た目と、街乗りやツーリングでの乗りやすさが両立していました。

燃費とツーリング|街中も高速も含めて約27km/L
燃費は、年間を通してだいたい27km/L前後でした。街乗りだけ、ツーリングだけという条件ではなく、街中・郊外・高速道路を全部ひっくるめた、僕の使い方での目安です。
400ccで、走ればしっかり楽しくて、それでこの燃費。僕としてはかなり満足していました。
なお、2020年モデルのWMTCモード燃費は24.8km/Lです。僕の約27km/Lはカタログ値とは測定条件が異なる実体験の目安なので、同じ燃費になるとは限りません。2020年モデルの主要諸元
高速道路も使いましたし、郊外の道を走るのも楽しかったです。近所だけで終わらず、そのまま遠くへ出かけられる。一台目として、この守備範囲の広さはありがたかったですね。
当時は本当に「毎日バイク」という感覚でした。晴れた日だけでなく、雨の日も風の日も乗って、約2年間で1万1,000〜1万2,000km。僕にとってNinja 400は、バイクがどういう乗り物なのかを教えてくれた一台です。

Ninja 400で気になったところ|車格・積載性・エンジン音
「これ250?」と聞かれることがあった
Ninja 250と外観がよく似ているので、乗っていると「これ250?」と聞かれることがありました。400ccらしい大きな車格を求める人には、少し物足りないかもしれません。
ただ、そのコンパクトさが取り回しやすさにつながっています。僕なら、大きく見えることよりも、普段の扱いやすさを選びます。
積載性は控えめ。僕は防水リュックを使っていた
タンデムシートが小さいので、大きなシートバッグを載せると、バッグの存在感が強くなります。見た目も含めると、個人的には中くらいのシートバッグが合うと思います。
僕が使っていたのは防水リュック。背負うこともありましたし、背負いたくないときにはタンデムシートに固定していました。積載に工夫は必要ですが、これでツーリングにも出かけられました。
荷物を固定するときは、走行中にずれないこと、タイヤやマフラーなどに触れないことが大切です。キャンプ道具をたくさん積むような使い方なら、積載性の高いバイクの方が楽だとは思います。

4気筒の鋭い音とは違う
エンジン音は好みが分かれるところです。低い回転では、僕の耳には「カチャカチャカチャ……」という感じに聞こえていました。
回転を上げればスポーティーですが、4気筒を高回転まで回したときの鋭い音とは違います。ZX-25Rのような音が大好きなら、そこは実際に聞いて比べたいところでしょう。
僕も4気筒の音は格好いいと思います。それでも、普段の扱いやすさまで含めて考えると、Ninja 400を選んだことに後悔はありません。
購入費用を公開|車両72万6,000円、諸費用込み85万2,030円
今回、当時の購入資料が見つかったので、金額も整理してみました。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 車両本体価格 | 726,000円 |
| オプション・諸費用 | 156,030円 |
| 免許取得キャンペーン | −30,000円 |
| 購入価格(分割手数料を除く) | 852,030円 |
| 頭金 | 102,030円 |
| ローン元金 | 750,000円 |
| 分割手数料 | 118,680円 |
| 契約上の総支払額(頭金を含む) | 970,710円 |
ローンは3年払い。初回19,180円、その後は月々15,700円で、さらに年2回・各5万円のボーナス払いを設定していました。
計算すると、19,180円+15,700円×35回+50,000円×6回=868,680円。ここに頭金102,030円を加えると、契約上の総支払額は970,710円です。
こうして見ると、結構な金額ですね。車両本体は72万6,000円でも、オプションや諸費用、分割手数料まで含めれば、契約上は100万円近くになります。
ただ、僕は約2年で売却し、途中でローンを精算しています。970,710円は、契約どおり最後まで支払った場合の総額で、そのまま実際の支払額を表すものではありません。正確な実支払額には、売却時の一括精算額の確認が必要です。
約2年・約1.2万km乗って、約50万円で売却できた
手放したときの売却価格は、約50万円でした。
車両本体価格だけを比べると、726,000円から約500,000円。値落ちは約226,000円で、購入時の車体価格の約69%に当たる金額で売れた計算です。
2年間、それなりに走ってこの金額で売れたことには、かなり満足しています。「車体価格だけなら72万円台で買って50万円か。結構良かったな」と、改めて思いました。
もちろん、「2年間22万6,000円だけで乗れた」という意味ではありません。オプション、諸費用、ローン手数料、税金、保険、ガソリン、メンテナンスなどは別にかかっています。
また、この50万円は当時の僕の車両での実績です。年式や状態、走行距離、売却時期によって査定は変わるので、今購入しても同じ金額で売れるとは限りません。
それでも、買うときの価格だけでなく、手放すときにいくら戻ってくるかまで含めて考える大切さを実感した経験でした。
2年間の維持費|大きな故障はなく、主な整備はオイル交換
新車だったこともあると思いますが、僕が所有していた約2年間に、故障による部品交換はありませんでした。主なメンテナンスとして覚えているのはオイル交換で、レッドバロンのオイルリザーブも利用していました。
手放すころにはタイヤがかなり減っていて、そろそろ交換を考える時期でした。ただ、実際には交換前に売却しています。
なので、僕の2年間に限れば、「400ccだから維持費がものすごく高かった」という印象はありません。一方で、タイヤ交換や車検を迎える前に手放した分、長く乗る場合より出費を経験していない点はあります。
これは「オイル交換だけで整備は十分」という話ではありません。長く乗ればタイヤやチェーン、スプロケット、ブレーキ関係などの消耗品交換も必要になりますし、日常点検や定期点検も大切です。
税金・保険・燃料代などを含む2年間の維持費総額は、手元の情報だけでは正確に集計できません。ここでは、僕が経験した整備と負担感として受け取ってもらえればと思います。
250ccと400cc、車検や維持費をどう考えるか
僕は最初の車検を迎える前に乗り換えた
250ccと400ccを比べるとき、よく話題になるのが車検です。250ccクラスには車検がなく、400ccにはあります。自家用の二輪自動車の車検有効期間は、新車の初回が3年、その後は2年です。国土交通省「自動車検査証の有効期間」
僕は新車で購入して約2年で手放したので、所有中に継続車検を一度も受けませんでした。
もちろん、だから400ccの方が安いという話ではありません。ただ、「400ccを買ったら、必ず何度も車検費用を払う」と決まっているわけでもない。僕自身、購入時から2年で売るつもりだったわけではありませんでした。
車検だけでなく、税金・保険・消耗品も含めて考えたい
維持費を比べるなら、車検の有無だけでなく、税金、自賠責保険、任意保険、燃料代、点検整備や消耗品代まで考えたいところです。
任意保険は年齢や等級、補償内容などで変わりますし、消耗品代も車種や乗り方次第。排気量だけで「いくら高い」と決めつけるより、自分が買う車両と条件で見積もる方が、実際の負担をつかめると思います。
| 比べたい項目 | 購入前に考えたいこと |
|---|---|
| 車検 | 400ccは必要。新車か中古車か、次の車検がいつか |
| 税金・自賠責保険 | 車両区分や契約期間による違いも含めた費用 |
| 任意保険 | 自分の年齢・等級・補償内容での見積額 |
| 燃料・消耗品・整備 | 年間走行距離と、タイヤなどの交換時期 |
| 購入・売却 | 諸費用や分割手数料を含む購入負担と、将来の売却額 |
そのうえで予算が成り立つなら、「車検があるから」という一点だけで、本当は欲しい400ccを諦めなくてもいい。これが、僕自身の経験から伝えたいことです。
Ninja 250とNinja 400で迷うなら、僕は400を選ぶ
Ninja 250とNinja 400のように、近い車体構成で排気量を選べるなら、僕は400を選びます。ヤマハのYZF-R25とYZF-R3のような選び方でも、僕なら排気量に余裕がある方が気になると思います。
ただし、これは「大きい排気量なら何でも得」という意味ではありません。「Ninja 250が欲しい」「250ccが自分の使い方に合っている」という理由があるなら、それは十分な選択理由です。
僕が背中を押したいのは、本当は400ccに乗りたいのに、車検のイメージだけで250ccに決めようとしている人です。
買うときには「ずっと乗る」と思っていても、2〜3年後には生活や興味が変わるかもしれません。逆に、気に入って長く乗り続けるかもしれません。
僕にとってバイクは、乗りたいから乗る趣味の乗り物です。購入費と維持費を無理なく払える範囲で、そのとき本当に欲しい方を選びたい。Ninja 400に乗った経験から、そう思うようになりました。

2026年の補足|Ninja 500もあるが、普通二輪なら400が候補
今はZX-25RやZX-4Rに加え、Ninja 500という選択肢もあります。日本仕様の2026年モデルは451ccの並列2気筒、53PS、車両重量171kg、シート高785mmです。カワサキ「2026 Ninja 500」
ただし、普通二輪免許で乗れるのは400cc以下。451ccのNinja 500には大型二輪免許が必要です。日本二輪車普及安全協会「普通二輪免許」
大型免許を取ったあとも、軽快さを重視したい人には面白い選択肢だと思います。ただ、僕はNinja 500には試乗していないので、ここでは仕様上の紹介です。
なお、Ninja 400も国内向けの新モデルが案内されています。これから買う場合は、この記事の2020年モデルと価格・仕様を分けて確認してください。カワサキのNinja 250・400発売案内
まとめ|初めてのバイクがNinja 400で本当に良かった
Ninja 400には、軽くて扱いやすい車体と、走って楽しいエンジンがありました。街中も高速道路も走れて、ツーリングにも行ける。僕の感覚では、オールラウンダー的なスポーツツアラーでした。
積載性やエンジン音など、好みが分かれるところはあります。それでも約2年間・約1.2万km付き合って、大きな故障はなく、燃費も約27km/L。初めての一台として、とても満足しています。
250ccと400ccで迷ったときには、車検や維持費をきちんと確認する。そのうえで、無理のない範囲で本当に欲しい方を選んでほしいと思います。
僕に「バイクってこんなに速くて、こんなに楽しいんだ」と最初に教えてくれたのがNinja 400でした。
初めての一台に選んで、本当に良かったです。


